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2010年11月30日

彦根~赤鬼うどん(ちゃかぽん)

◆辛味のうどん
彦根2日目の午前中、夢京橋キャッスルロードを回っていた。
11時過ぎ、うどんを食べたくなって、「ちゃかぽん」の店頭メニューを見る。
<赤鬼うどん>と大きく書いてあるのが眼に止まった。

「ちゃかぽん」キャッスルロード

ちょうど出てきた店員(客引き掛?)に聞くと、近江牛入りの辛味うどん。
彦根の名物というのではなく、この店のオリジナル。
ま、旨ければいいので、店内へ。

出てきたのは、釜揚げうどん、辛味のたれ、付合せのセット。、
たれに付合せの薄切りの牛肉と大根の酢漬けとキムチを入れる。
うどんをすくって、このたれにつけて食べる。

いや、なかなかに旨い。辛味も酸味も肉の味もうどんになじんで、いい味だ。
締めは、たれを釜揚げの湯で薄めてスープにして飲む。これも旨い。
スープも全部いただいた。

<赤鬼>とは、藩主井伊家の鎧の色で、赤い唐辛子にかけたもの。
観光客相手のキャッスルロードで出会った彦根のいい味。
また食べたくなる<赤鬼うどん>である。

(12/04 追記)
◆店名の由来
「ちゃかぽん」という店名は、
・茶道(ちゃ)+ 歌(か)+ 能(ポンという鼓の音)
に優れた青年時代の井伊直弼のあだ名に由来しているとのこと。

直弼は、第13代藩主で後に幕府大老となった。
一般には悪役のイメージであるが、彦根では全く違う。
特に、埋木舎(うもれぎのや)で過ごした青年期の直弼は、きわめて人気が高い。

2010年11月18日

最近の珈琲事情:2010年11月

◆ずっと神楽坂「緑の豆」へ通って
珈琲豆は、「緑の豆」で買う。
いつも3種類は揃えておく。
定番、準定番、そしてお好み。

定番は、最初から<神楽坂ブレンド>。
神楽坂ガイドブックのお勧めで選んだもの。
洗練されたまろやかさと、高い香りに惚れ込んだ。

ところが、数ヶ月前から味と香りが変ってしまった!
店長によると、ブレンドされていた<モカ>が変ったそうな。
特に、香りに物足りなくて、今回、ついに定番をはずした。

準定番は、<ブルボン・ピーベリー>。
普通の平豆と違う丸豆で、店長に勧められた。。
香りがよく、優雅な甘味が特徴。

お好みは、いろいろな珈琲にチャレンジするもの。
<ガラパゴス>、<ケニア・ピーベリー>などの限定品も味わった。
<モカ>などのストレートや、いくつかの当店ブレンドも試した。

◆<コロンビア・プレスモ>が定番に
このところの定番に昇格しているのが<コロンビア・プレスモ>。
ごく普通のストレート豆ながら、すっかりお気に入りになっている。(低価格なのに)
香り、苦味、コクのバランスがとてもよい。

◆2種のストレート豆に再チャレンジ(11/13)
定番の<神楽坂ブレンド>をハズしたので、空席がひとつできた。
<コロンビア・プレスモ>と<ブルボン・ピーベリー>に何を加えるか。
先日出かけて、以前に試したストレート2種に再チャレンジしてみることにした。

<マンデリンG1>は、香り、コク、苦味の珈琲。
強烈な個性で、頭をクラクラとさせる。夜遅くは飲めない。
時々、ふと飲みたくなるという印象だ。

<キリマンジャロAA>は、あっさりとした酸味の珈琲。
これといった個性が無さそうでいて、残り香がすばらしい。
部屋にも香りが漂っていることに、後で気がつく不思議な珈琲だ。

◆「緑の豆」に若いカップルが集まってくる
先日は、土曜日の「緑の豆」であった。
平日に訪れるのが普通だが、なんせ珈琲が切れたので待ったなし。
その土曜日の夕方の来店客の様子は、<マンデリン>のように強烈だった。

男女の若者がほとんどで、半数以上はカップルで、つぎつぎと入ってくる。
椅子席で珈琲多を飲んだり、豆を注文したり、挽いた豆を受け取りに来たり。
平日の静かさとあ全く別の若い世界。世代を超えた同好の士と、一人で納得。

街には、珈琲専門チャーンや個性的な喫茶店や、缶コーヒーもインスタントもある。
なのに、自分(達)の手で淹れた珈琲を嗜む若者が、「緑の豆」に集まってくるのだ。
これは、社会現象のひとつなのだろうか。新鮮な発見だ。