『から寿司』:新発田・割烹「圓山」
◆『から寿司』とは
『から寿司』は、おから(豆腐の)のお寿司である。
おからを甘酢で味付けし、酢で〆た小鯛や小鯵の開きで握ったもの。
江戸時代から伝わる越後・新発田の名物だ。
現在、新発田では数軒の割烹などで、『から寿司』を作っている。
割烹「圓山」(まるやま)は、地元でなかなか評判が良い。
そのご主人と居酒屋で相席になるご縁があった。
◆『から寿司』を賞味
9月に新発田へ行った時、初めて一折を得て、2個を賞味した。
珍しいおからのシャリ味と、お頭付きの小魚に少々戸惑った。
おからに混ぜ込まれた麻の実も不思議な感触だった。
帰京してから残りを食べたが、味がなじんでおいしかった。
『から寿司』というものに慣れたせいもある。
食べ終わる頃に、写真を撮っていないことに気がついた。
そこで10月に行った時に再チャレンジ。
今度は余裕を持って味わうことができた。
やはり、長く愛されている伝統の味はすばらしい。
上の写真も撮れた。
左が小鯵で、右が小鯛。笹の葉も重要な脇役。
小鯛4個と小鯵4個の一折が、1500円。納得のお値段。
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