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鶴岡~茶房『海坂(うなさか)』

◆茶房『海坂(うなさか)』
鶴岡市のお城の西南、庄内藩主の菩提寺「大督寺」の前にある喫茶店。
看板がなければ、普通の和風住宅。
ココにしかないと思われる稀少な存在だ。


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普通のお宅と同じ玄関のドアを開けて入る。
そこで、「おっ!」と驚く。
先客達の履物が並んでいる。

つまり、スリッパに履き替えて上がるのだ。
上がりがまちの前は、オーナーの趣味のギャラリー。


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右手が茶房で、左奧がカウンター席、右が庭に面したガラス戸沿いにソファ席。


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純粋な日本住宅の居間が茶房になっている。
カウンター席に座り、アイス珈琲とケーキを注文。
(実は腹ペコだったのだが、軽食などはナシ)

   ◇ ◇ ◇

この建物は、オーナーご夫妻がここしかないと惚れ込んだ物件だという。
できるだけ元の造りを活かして、茶房に仕上げたそうだ。
その思いが伝わるすてきな空間である。

『海坂(うなさか)』とは、当地出身の作家・藤沢周平の小説の舞台「海坂藩」に因む。
「海坂藩」は、庄内藩をモデルにした仮想の藩である。
オーナーが熱烈な藤沢周平ファンで、これしかないというネーミングなのだ。

   ◇ ◇ ◇

今回は、9/4(火)の午後に訪れた。
腹が減っては戦さはできぬで、お店の情報収集に力が少々不足した。
とりあえず住所と電話番号を記載しておきたい。

『海坂』〒997-0036 山形県鶴岡市家中新町18-20 TEL 0235-22-0884