« 2014年06月 | メイン | 2014年10月 »

2014年08月16日

極味!きび黒蜜と本葛切り

◆喜界島の純黒糖ときび粗糖
 喜界島は、奄美大島の東25kmにあるサンゴ礁の島。
 サトウキビの栽培が主産業で、、以前、スーパーで「きび粗糖」を買ったことがある。
 その甘さを思い出し、ネットで検索し、「けらじ屋」というサイトを見つけた。

 今回は2回目のショッピングで、ざらめ糖(きび粗糖)、黒砂糖、きび焼酎を購入した。
 黒砂糖、きび焼酎は初めてで、到着が待ち遠しかった。
 郵パックで、鹿児島、福岡、東京、杉並と3日で届いた。

◆黒蜜を作る
 NHKの「ためしてガッテン」のレシピを参考に、黒蜜を作った。
 黒砂糖+ざらめ糖+水+酢少々で、弱火で良く溶かす。
 仕上げに、本葛(レシピでは、とろろ昆布粉末)でとろみをつけて完成。

 黒蜜は、葛切り、葛餅、ヨーグルト、アイスクリーム、珈琲・紅茶などにいい。
 黒砂糖の素朴な甘さと香りは、どこか懐しい感じがする。
 まっ黒でとろりとした黒蜜は、もちろん、そのままでも限りなく美味だ。

◆吉野葛の葛切りを茹でる
 喜界島の黒砂糖とざらめ糖の黒蜜には、吉野葛の葛切り。
 この葛切りは、神楽坂の「松屋本店」で扱っているもの。
 これまでは、時々、鍋物に入れていただけ。

 20分間茹でて火を止め、蓋をして10分間蒸らす。
 水洗いして、氷水で冷やす。
 水を切って、つるつるで半透明の葛きりのできあがり。

◆葛切りに黒蜜
 とろりと黒蜜をかけて、葛切りを口に運ぶ。
 シコッとしながら柔らかく切れて、黒蜜と一緒に、つるりとノドの奥へ吸い込まれる。
 一口、また一口で、たちまちにごちそうさま。

IMGP0959_320.jpg

 甘味の「極み」の満足感。
 これが「和」の味の境地。
 これが日本の自然の恵み。


◆蛇足ながら
 黒砂糖は、賞味期限が約3ヶ月と意外に短い。実際、期限を過ぎるととろけ始めた。
 黒砂糖(100g \220)は、ざらめ糖(500g \208)に比べ、かなり割高である。
 原料の方が製品よりも高い、という逆転現象は不思議だ。