極味!きび黒蜜と本葛切り
◆喜界島の純黒糖ときび粗糖
喜界島は、奄美大島の東25kmにあるサンゴ礁の島。
サトウキビの栽培が主産業で、、以前、スーパーで「きび粗糖」を買ったことがある。
その甘さを思い出し、ネットで検索し、「けらじ屋」というサイトを見つけた。
今回は2回目のショッピングで、ざらめ糖(きび粗糖)、黒砂糖、きび焼酎を購入した。
黒砂糖、きび焼酎は初めてで、到着が待ち遠しかった。
郵パックで、鹿児島、福岡、東京、杉並と3日で届いた。
◆黒蜜を作る
NHKの「ためしてガッテン」のレシピを参考に、黒蜜を作った。
黒砂糖+ざらめ糖+水+酢少々で、弱火で良く溶かす。
仕上げに、本葛(レシピでは、とろろ昆布粉末)でとろみをつけて完成。
黒蜜は、葛切り、葛餅、ヨーグルト、アイスクリーム、珈琲・紅茶などにいい。
黒砂糖の素朴な甘さと香りは、どこか懐しい感じがする。
まっ黒でとろりとした黒蜜は、もちろん、そのままでも限りなく美味だ。
◆吉野葛の葛切りを茹でる
喜界島の黒砂糖とざらめ糖の黒蜜には、吉野葛の葛切り。
この葛切りは、神楽坂の「松屋本店」で扱っているもの。
これまでは、時々、鍋物に入れていただけ。
20分間茹でて火を止め、蓋をして10分間蒸らす。
水洗いして、氷水で冷やす。
水を切って、つるつるで半透明の葛きりのできあがり。
◆葛切りに黒蜜
とろりと黒蜜をかけて、葛切りを口に運ぶ。
シコッとしながら柔らかく切れて、黒蜜と一緒に、つるりとノドの奥へ吸い込まれる。
一口、また一口で、たちまちにごちそうさま。
甘味の「極み」の満足感。
これが「和」の味の境地。
これが日本の自然の恵み。
◆蛇足ながら
黒砂糖は、賞味期限が約3ヶ月と意外に短い。実際、期限を過ぎるととろけ始めた。
黒砂糖(100g \220)は、ざらめ糖(500g \208)に比べ、かなり割高である。
原料の方が製品よりも高い、という逆転現象は不思議だ。
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