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食品汚染a1~「ネギトロ」はニセマグロ

まず、『食品のカラクリ』(別冊宝島編集部)から「ネギトロ」を紹介する。
関連情報も併せてまとめる。

◆大好きだった「ネギトロ」
 数年前まで、よく回転寿司に通っていた。
 お気に入りの一つは「ネギトロ」だった。
 いつも一皿は食べていた。

 イクラは人工食品と知っていた。
 でも、「ネギトロ」、大トロ、赤貝、アワビ、アナゴなどは疑っていなかった。
 安すぎるな、とは思っても、回転寿司を歓迎していた。

 しばらく前から、節約と食の安全を考えて、外食をほとんどしなくなった。
 寿司パックや刺身コーナーの「ネギトロ」パックも買わなくなっていた。
 まだ、食品添加物やニセモノ食品についての危機感は薄かった。

◆「ネギトロ」はニセマグロだった!
 そもそも「ネギトロ」とは?

 Wikipediaから引用する:
 --・ネギトロとは、寿司ネタのひとつである。
 --・脂身を多く含むペースト状のマグロに刻んだネギを散らしたものが一般的。
 --・軍艦巻のほか、細巻きや手巻き寿司、ネギトロ丼の材料にも使われる。

 『食品のカラクリ』で最初に読んだ「ネギトロ」の記事は衝撃的だった。
 現在、出回っている「ネギトロ」は、ほとんど全てがニセモノなのだ。
 代用魚(アカマンボウ)の赤身肉に業務用マーガリンと添加物を混ぜて作られている。

 2006年に書かれた記事だから、そんな「ネギトロ」を大好きであったわけだ。
 こんなモノを食べさせられていたのか。
 みごとに騙されていたのだ。

 「ネギトロ」はもう食べない、といって済む話ではない。
 『食品のカラクリ』では、他の回転寿司ネタについても頁を割いている。
 さらに、つぎのHPでは、徹底的にダメを押して切れる。

 --・おいしいね!回転寿司で大活躍の偽装魚まとめ → こちら 


◆それでも多くの人が回転寿司へ
 もはや、回転寿司ではホンモノのネタはないといって良い。
 安くする、という目的のためには手段を選ばない。
 代用魚によるメニュー偽装がまかり通っている。

 食品添加物もふんだんに使われている。
 亜硝酸ナトリウムでマグロを鮮やかな赤身にする。
 保水液に甘エビを浸して生き生きさせる、などなど。

 知らずに、回転寿司へ通う人がいる。
 知っていても気にせずに、回転寿司へ通う人がいる。
 かくして、回転寿司は繁盛し続けている。

 しかし、子どもにニセモノの寿司の味を覚えさせていいのだろうか。
 添加物だらけのネタを食べさせていいのだろうか。
 食品の製造業も販売業者も消費者も、メディアも、無責任の極みだ。