食品汚染:既製の食品は危ないぞ!
先日、風邪をひいたため、既製の食品をいくつか買った。
通常は、主に素材的なものを買って自分で調理している。
そして、既製食品の「塩っぱさ」に参った。
◆コロッケサンド(調理パン)が塩っぱい
チェーンのパン屋さんで、コロッケサンドを買った。
以前は、お気に入りでよく食べていた。
ランチの調理の手間を省いて、つい誘われた。
ひと口食べて、塩っぱい、と実感。
比較的に軽い塩味であり、かけてあるソースのせいかもしれない。
それでも、自作のコロッケより、やはり塩っぱい。
◆サンマの蒲焼の缶詰が塩っ辛い
夕食の手抜きをして、サンマの蒲焼の缶詰で間に合わせた。
タレは塩っぱいので捨てて、身の部分をレンジでチン。
手軽に準備ができた。
そしてひと口食べて、塩っ辛い、と実感。
もとからこんなに塩っ辛かったかなあ?
これはもう買わない、食べないと決めた。
◆冷凍エビの添加物のこと
ふだんは、魚屋「魚庄」でむきエビ(少々大きめ)を買う。
なのだが、スーパーで久しぶりに冷凍の小エビを一袋買った。
ただ、袋に「生食用」と書いてあるのが気になっていた。
焼きそばの具に入れるため、袋を開けてから、ふと、原材料名を確認して驚いた。
この商品は、エビの冷凍ではなく、「エビ+各種添加物」を冷凍した加工食品なのだ。
つまり、「生食用」としてエビを事前調理してあるのだ。
◇ ◇ ◇
「生食用冷凍エビ」の原材料名:
・エビ
・食塩
・ph調整剤
・ソルビドール
・調味料(有機酸等)
「ph調整剤」は、phを調整するより、保水剤などの他の目的に使われている。
添加物表記の盲点をついて、消費者の眼をごまかす隠れ蓑になっている。
発がん性が疑われるリン酸塩等をph調整剤に混ぜて使えば、リン酸塩は非表記でよい。
ph調整剤の化学成分は表記されないので、企業秘密の壁の向こうだ。
ph調整剤は、エビなどのプリプリ感を保持し、炒めてもプリプリで柔らかい。
増量効果があり、痩せたエビを太らせるため、20%も注入されることもあるようだ。
消費者は、リン酸塩等の表記がないから安心してその食品を選ぶ。
ph調整剤には、全く無防備だ。
最近、コンビニの食品でph調整剤の使用量が増えているようなので、危うし、危うし。
→ こちらを参照
「ソルビドール」は甘味成分で、リンゴの蜜部分に含まれているものを合成したもの。
「調味料(有機酸)」は、有機酸とよばれる物質のこと。
クエン酸Ca、クエン酸三Na、貝類の旨味成分のコハク酸Naなどがある。
いいわば、外から見せかけの旨味を付けるための添加物だ。
◇ ◇ ◇
サッと解凍して、そのままサラダなどにトッピングできる。
プリプリとして、エビの旨味が食感が、現代の消費者ニーズに応えている。
その手軽さと旨さの代償は、添加物を体に取り入れることだ。
◆塩っぱくて、添加物まみれの既製食品
風邪をひいたお陰で、また、食品の闇の世界を見てしまった。
塩っぱさは、慣れれば(慣らされれば)、気にならなくなる。
添加物も気にしなければ、手軽に旨味をもたらす魔法の薬だ。
そんな食生活は間違っている。
スーパーやコンビニや食品メーカーの狡猾さと無責任な経営は許しがたい。
所管省庁もマスメディアも同罪だ。
「生食用冷凍エビ」は、捨てるか、ボチボチと消費するかは、まだ決めてない。
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