食品汚染~「ロースハム」の添加物比較
シリーズにしている食品汚染についての記事をまとめた。
今回は、三種のロースハムの食品添加物を比較してみた。
大手食肉加工会社、地元の専門店、及び信州ハムの製品が対象である。
結果は、下表の通り、明確な差のあることが分った。
メーカー | 大手食肉加工会社 | 地元専門店 | 信州ハム(グリーンマーク) |
---|---|---|---|
食品添加物 | 酸味料(有機酸等) リン酸塩(Na) カゼイン 酸化防止剤(ビタミンC) 発色剤(亜硝酸Na) コチニール色素 甘味料(アセスルファムK) 甘味料(スクラロース) 甘味料(ネオテーム) | 酸味料(グルタミン酸Na) 発色剤(亜硝酸Na) 発色剤(硝酸Na) | |
その他原材料 | ロース肉 豚肉 卵たん白 食塩 大豆たん白 豚肉コラーゲン 乳たん白 香辛料 香辛料抽出物 | 豚肉 食塩 砂糖 香辛料 | ロース肉 乳たん白 糖類(粉末水あめ) 食塩 たん白加水分解物 酵母エキス 香辛料 卵殻カルシウム 香辛料抽出物 |
◆大手製品は添加物まみれ
酸味料は、化学調味料の混合物。
リン酸は、ハムに水分を含ませる増量剤。
カゼインは、この場合、結着剤として使われていると思われる。
酸化防止剤のビタミンCは、化学合成物。
発色剤(亜硝酸Na)は、肉の赤血球に作用して、鮮やかな赤に発色させる。
コチニールはラックカイガラムシから抽出した赤い色素。口紅にも使われる。
複数の人工甘味料を使っている。
◇ ◇ ◇
要は、低価格の原料で作ったロースハムを添加物で補充・補強するのだ。
味も食感も見た目もよくないものに商品価値を付けて販売する。
添加物の使用基準さえ満たせば、やりたい放題だ。
こんな「人工的合成」食品を子供達に食べさせてはいけない。
◆ソーセージ専門店よ、お前もか
リン酸塩で水を含ませて増量している。
化学調味料でうま味をつけている。
発色剤で赤みを着けている。
添加物を知ってから、この店では買わなくなった。
◆信州ハム(株)の努力はすばらしい
添加物(化学製品)ではなく、天然由来の原料を工夫して使っている。
やればできるということだ。
昔は時間をかけて自然に熟成させ、肉のうま味を引き出していたものだ。
当然、割高であるが、それは安心・安全のコストである。
ここのロースハムは、自然な味でおいしく、他にウィンナソーセージやベーコンもある。
西友(西荻窪)で扱っているし、会社のネットショップを利用できる。
■