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食生活:子供のアゴと歯が危ない!

先週の木曜日の深夜放送(bayFM)。
パーソナリティがリスナーと電話で話すコーナー。
歯科技工士のリスナーから耳に刺さる警句が発せられた。

◆噛まないアゴが小さくなった
 最近の子供はアゴが細く小さい。
 噛んで食べることをしなくなったからである。
 柔らかくて食べやすい食材ばかりだ。

◆乳歯の歯並びは良くなった
 そのアゴに乳歯がきれいに納まっている。
 歯並びの見かけは良い。
 昔は乳歯の間にすき間があったという。

◆永久歯が納まらない
 ところが、大きな永久歯がそろってくると、アゴのスペースが足りない。
 そこで永久歯が互いに押し合いへし合いになる。
 だから、歯並びは勝手に乱れる。

◆歯の矯正が増えた
 そこで、歯科技工士の出番になる。
 歯並びの矯正である。
 患者の身体的・精神的・経済的負担は大きい。

◆もっと噛め、噛め
 要は、乳歯の時期に、子供に噛む食品を与えることだ。
 戦後の高度成長期のころまで、子供のおやつはスルメや干しイモだった。
 ひたすら噛んで、アゴが鍛えられ、唾液も分泌された。
 
 ヨーロッパでは、子供に固いスジ肉を与えるという。
 噛んで噛んで食べるしかない。
 それが子供に対する、真の親の愛情なのだ。

 (とても貴重なかつ深刻な警句である)