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食材:パスタソース『カルボナーラの原点』

◆新型コロナでパスタ&ソースが消えた
 巣篭り需要で、スーパーからパスタが消えてしまった。
 パスタソースも、もちろん、いっしょに消えた。
 これには、ほとほと弱った。

 パスタは、Amazonで見つけたイタリアのBariilla 5kgを購入した。(4/30のblog記事)
 その後、同じくイタリアのDivella 5kgを購入した。
 本場のパスタの味に出会えて、満足している。

 ソースの方は、以前は、ママーの商品と手作りを併用していた。
 ママーのソースは、ネットでまとめ買いしても、スーパーの店頭価格よりも割高だ。
 そこで、なるべく手作りで済ませようとしたが、「カルボナーラ」はあきらめた。

 クックパッドなどのレシピを参照すると、とても我が手には負えない。
 材料をそろえるのが大変で、作る手間もなかなかだ。
 やむなく、手作りをあきらめて、レトルト商品を探すことになった。


◆『カルボナーラの原点』との出会い
 検索でヒットした中で、『カルボナーラの原点』という商品名に惹かれた。
 Amazonの商品説明ではよく分からないので、カスタマー・レビューを参照した。
 参考になる内容のレビューがいくつか並んでいた。

 ◇レビューの引用(要約)
  ①
  個人的にはこの値段でこのカルボナーラが食べれることに感動しました。
  イタリア人に「カルボナーラ作った」と食べてもらったら、絶賛してくれました。
  あとで、レトルトで、2ユーロで買えると言ったら、さらに絶賛されました。

  確かに日本でよく食べるようなクリームを使ったカルボナーラではありません。
  日本のカルボナーラが基準になっている人が初めて食べると、「何?」となるかも。
  イタリアのカルボナーラが基準になっていると「これ、これ!」となるでしょう。

  上記の理屈抜きで、純粋に美味しいと思います。
  是非一度食べてみてほしい味です。

  ②
  チーズの味が濃く、手作りで卵黄を入れたかのようなトロミ感が、とても良いです。
  「レトルトで手抜きしたな」と家族に言われず、「これは好き!」と喜ばれています。

  本場のカルボナーラは、日本で食べられているのと異なり、生クリームが入りません。
  本品は、イタリア式のカルボナーラを再現しています。

  カルボナーラは、パスタソースの中でも火入れがとても難しい代物です。
  それを適当な湯加減で温めるレトルトにするのは不可能です。
  本品でも、どうしても卵黄の濃厚な味は控えめになっています。

  ただ、本来のカルボナーラの片りんは、ちゃんと感じられると思います。


◆REGALO 『カルボナーラの原点』を購入
 カスタマー・レビューのおかげでで購入を決めた。

  ・REGALO 『カルボナーラの原点』 120g×6個 ¥1,358
    日本製粉(ニップン)製   ショップは → こちら

 <メーカーの商品説明>
  卵黄とチーズを合わせたなめらかなソース。
  ペコリーノ・ロマーノを加えることで、奥深い味わいに。
  チーズの16%にペコリーノ・ロマーノを使用。

 <味わいの乾燥>
  レビューの通り、やはり、コクのある味わいだ。
  本場の「カルボナーラ」に近いのはうれしいが、ペコリーノのせいか少々塩っぱい。
  価格では、一人前あたりでママーの約2.5倍でも、まあ納得。


◆・マーの「カルボナーラ」(コレも好みの味)
 このクリームシチューのような味が、我が「カルボナーラ」であった。
 『原点』の登場で、イメージは揺らいだが、コレはコレ。
 やがてスーパーで買えるようになれば、時々は購入したい。

 <メーカーの商品説明>
  牛乳をふんだんに使い、チーズと卵黄のコクにピリッと辛いブラックペッパー。    コク豊かでクリーミーなソースです。


◆タイプが異なる二つの「カルボナーラ」
 イタリア発祥の「カルボナーラ」は、第二次大戦後、アメリカに渡った。
 アメリカでは、生クリームを入れて簡単にクリーミーになるようにアレンジされた
 そのクリーミーな「カルボナーラ」が日本に渡ってきた。

 完全に定着しているクリーミーな「カルボナーラ」。
 そこに一石を投じたのが、『カルボナーラの原点』。
 しかし、いまさら、これがホンモノで、クリーミーはニセモノというのは無理だ。

 両方をそれぞれに味わうのが正解だろう。

 ただ、本場の「カルボナーラ」には、材料や調理法に強いこだわりがある。
 とてもレトルトでは実現できないものだと思う。
 パスタも多種多様で、イタリアの食文化の奥行きは限りなく深い。


◆(補足情報)ペコリーノ・ロマーノとは
 ペコリーノ・ロマーノは、羊のミルクを原料としたイタリア最古と言われるチーズ。
 雌羊をイタリア語で「ペコーラ」というところから、この名前がついた。
 二千年以上前のローマ帝国の時代から食べられてきたと言われている。

 保存目的で作られていたという理由から、塩分が強めなのが特徴。
 羊のミルク独特の甘い香りがし、色は白っぽく、非常に硬質なハードタイプのチーズ。
 すりおろしたり細かく刻んで使うと、このチーズの本来のうまみが引き立つ。