食材:おぼろ豆腐~西荻窪「寿屋豆腐店」
◆寿屋のおぼろ豆腐
◇お店
我が家のすぐ近くにある手作りの「寿屋豆腐店」。
ここのおぼろ豆腐は格別だ。
お店を知った6月下旬から、コンスタントに食べ続けている。止まらない。
◇おぼろ豆腐
丸いおぼろ豆腐を半分、深皿に取り分ける。(一丁だとお腹が冷える)
小さな果物用フォークで切り分けて、小皿の醤油を付けて食べる。
豆腐がとろけて、喉を通り抜けていく。
美味いとか感じることなく、自然に、無意識に黙々と口に運ぶだけ。
ふと気がつくと、食べ終わっている。
ごちそうさまでした。
ホッと一息入れていると、口の中にホンワリと大豆の香りが広がってくる。
これが格別。これがたまらない。至福の味覚。
ひたすら食べてから、食後に余韻で味わいを楽しむのである。
◇おぼろ豆腐とは
(本項は「くぼさんのとうふ」(香川県宇多津町)のショップの記事を参照・要約)
→ こちら
豆乳が冷えないうちににがりを加え、木の櫂(かい)板で撹拌する。
この作業を“寄せ”と呼び、職人の技の見せどころ。
やがて、豆乳は水と分離することなく固まり始め、やがておぼろ豆腐となる。
昔ながらの製法では、米糠で泡を抑えて大豆を炊き上げる。
これは、第二次対戦までの伝統製法。
戦後は、化学消泡剤が普及し、効率優先の製法となってしまった。
◆偶然、ラジオ番組で知る
同じ西荻北三丁目なのに、その存在を知らなかった。
たまたま聴いたラジオ番組で当店が紹介された。
運命の出会い。
・文化放送/大竹まことゴールデンラジオ
ザ・ゴールデンヒストリーのコーナー
この週のテーマは「豆腐の味」
6/10(水)の午後、radikoのタイムフリー。
実は、あるコーナーを聴くつもりで、再生スライダーを移動。
余裕を見て、前のコーナーの途中から再生を始めた。
その最初のアナウンスが耳に刺さった。、
・西荻北三丁目の「寿屋豆腐店」…
西荻北の豆腐店?!
地元だ、しかも豆腐店だ。
衝撃を受けて、すぐこのコーナーの先頭から再生し、情報を確認した。
グーグルマップで、我が家から3分程のところにあるとわかった。
ネットで少し店舗情報を収集できた・
6/24に、お店を初めて訪れ、おぼろ豆腐などを購入した。
◆商品ライン
・おぼろ豆腐
・木綿豆腐
・絹豆腐
・ざる豆腐
・薄揚げ
・厚揚げ
・ざる生揚げ
・生湯葉
・豆乳
・おから
◇おぼろ豆腐(上)、木綿豆腐(下左)、絹ごし豆腐(下右)
◆「寿屋豆腐店」の情報
1926年の創業。
当主の土方 さんは三代目。
しかし、先代の製法は引き継がず、創意工夫した製法を確立したという。
土方さんは、材料の大豆にこだわり、探し求めて佐賀県小城の大豆を選んだ。
昔ながらの製法で、大豆とにがりで手間を惜しまずに豆腐を作る。
自信と誇りと情熱が込められたオンリーワンの豆腐。
土方さんの豆腐は、ただ素直に味わうだけ。
所在地:杉並区西荻北3-26-6
電 話;03-3390-4743
営 業:11時45-19時(休憩13時-14時半)
休 業:日・祝
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