函館朝市:納豆昆布(取り寄せ)
◆納豆昆布(がごめ昆布入)
「納豆昆布」は、水でもどしてかき混ぜると、納豆のようにネバネバ&トロトロになる。
三杯酢で食べると、これはもう絶品!!
もずくよりボリュームがあり、歯触りが良く、旨味が十分だ。
この「納豆昆布」は、函館の「がごめ昆布」60%+「真昆布」40%を原料にしている。
しかも酸っぱくない。
「がごめ昆布」の粘りとトロミをそのまま味わえる優れ物である。
-- ・納豆昆布(がごめ昆布入) 50g 480円 → 函館:梶原昆布店
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◆納豆昆布(がごめ昆布入)
「納豆昆布」は、水でもどしてかき混ぜると、納豆のようにネバネバ&トロトロになる。
三杯酢で食べると、これはもう絶品!!
もずくよりボリュームがあり、歯触りが良く、旨味が十分だ。
この「納豆昆布」は、函館の「がごめ昆布」60%+「真昆布」40%を原料にしている。
しかも酸っぱくない。
「がごめ昆布」の粘りとトロミをそのまま味わえる優れ物である。
-- ・納豆昆布(がごめ昆布入) 50g 480円 → 函館:梶原昆布店
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◆函館のとろろ昆布
もう一度ぜひ食べたいと願っていた「とろろ昆布」がある。
函館朝市の店で買ったあの味わい。(2007/07)
函館はおいしいものが豊富だが、まずはこの「とろろ昆布」だった。
スーパーや吉祥寺の乾物屋さんで売っている「とろろ昆布」はうまくない。
醸造酢を使っているから、酸っぱいのだ。
こんなのは「とろろ昆布」じゃない。
函館朝市のは、りんご酢だから酸っぱくない。
昆布も、函館特産の「がごめ」昆布と真昆布のブレンドで、実においしい。
これがほんとうの「とろろ昆布」だ。
◆ネットで取り寄せ
なかなか函館に行けない。
とっておいた空き袋を眺めながら、製造元にHPがあったらなあ、などと考えていた。
そこで、ダメもとで、「函館朝市 梶原昆布店」でネット検索してみた。
ありました! 楽天に。 → 函館: 梶原昆布店
ありました! あの「とろろ昆布」が。(がごめとろろ昆布 50g 525円)
ありました! お徳用の業務用サイズが。(がごめとろろ昆布 500g 2,400円)
業務用は小袋の半額以下なので、これを購入。
ほかに、おぼろ昆布、昆布飴(2)、納豆昆布、刻み昆布、にしん昆布巻(2)を購入。
お支払いは、計 6,840円(商品 6,160円+送料 680円)、昨日宅配便到着。
◆『がごめとろろ昆布』の吸い物
お椀に、削り節としょうゆを入れ、熱湯を注ぎ、とろろ昆布を加えてかき混ぜる。
しょうゆで味を調えて、小松菜を入れ、桜エビを散らしてできあがり。
とろとろと優しいとろろ昆布、これよ、この味、ビバ!函館!
このお椀に、小粒の梅干しとちりめんじゃこ(しらす干し)が入るとフルメニュー。
理想的な健康レシピだ。味噌汁バージョンも考えてみたい。
とろろ昆布うどん(博多うどん風)もいいし、とろろ昆布そばも楽しみだ。
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◆函館わいん
「函館わいん」はワイン醸造の会社名で、明治館にショップがある。
チャーミングなワイン・レディに勧められて、試飲したのが運の尽き。
2本の白ワインを買うこととした。(3月2日)
◆そもそも
ワインについてはまるで自信がない。
それでも、このところは食事の時はメルシャンの赤(1.8Lのパック)を愛飲している。
白も探していたが、なかなか気に入る味が見つからない。
◆しばれづくり
完熟葡萄を冷凍し、果汁成分の濃縮部分のみを搾って作るのが「しばれづくり」。
当社独自の製法だそうだが、ともかくおいしければそれでいい。
買ったのは葡萄の品種で「ナイアガラ」と「ミュラートルガウ」(720ml 2,642円)。
◆「ナイアガラ」
これはすばらしい。
芳醇な香りが高く、かなりの甘口であるが飲み心地がとてもいい。
気を許すとたちまちグラスを重ねてしまいそうだ。
フルーツ・ワインのような感じで、マスカットを思わせる。
デザートに一杯飲むのにピッタリだし、パーティで乾杯するにもいいと思う。
ワインに付きまとう小難しさが吹き飛んで、盛り上がる白ワインだ。
◆「ミュラートルガウ」
コクのある甘口で、落ち着いて飲める白ワインだ。
一杯をゆっくりと味わうのにいい。
飲みながらちょっとリッチな気分になった。
【ここで一首】
<いかがです? 紅いお勧め 白ワイン しばれづくりの 甘いひと口>
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◆カクテルの夜
好みのカクテルを旅先でも飲めるのはうれしい。
大門横丁の「かなざわ」は、それを叶えてくれる屋台バーだ。
コの字形のカウンターは十席で、こじんまりとした雰囲気。
マスターのシェーカーの振りがすばらしい。
「アレキサンダー」が口に合って、2晩続けて楽しませてもらった。
ここでは、ショートのグラスに目いっぱいに注ぐ。
居合わせたお客は、皆気さくで和やか。
思い思いのカクテルのグラスが並ぶ。
函館の大人の夜が流れるひととき。。
◆アレクサンダーとは(サントリーのHPより)
ブランデー/カカオ・ミルク/生クリームを、2:1:1でシェークする甘口のカクテル。
英国王エドワード7世が、愛する王妃アレクサンドラに捧げたのに由来。
「アレクサンドラ」と呼ばれていたが、いつしか「アレクサンダー」になった。
【ここで一首】
<シェーカーの 踊る響きの 心地よく グラスにかかる 灯影ゆらゆら>
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◆なすの田楽
旅先で、また食べたくなる料理に出会うほど幸せなことはない。
それがさりげない一品料理であれば、なおさらだ。
また訪れて、また気楽に食べられるからである。
てらやの「なすの田楽」は、逸品だ。
無農薬栽培のなすの優しい味と、田楽味噌の懐かしい甘辛味。
同じく「ほうれん草のゴマ和え」もいい。「かぼちゃ煮」は食べ損ねた。
◆大門横丁
大門横丁は、JR函館駅から徒歩5分ほどのところにある屋台村である。
26軒のいろいろな店が屋台風の長屋に並んでいる。
夜遅くまで営業しているので、旅の人間にはとてもありがたい。
外から店内の様子が分かるので、2~3軒入ってみる間に、お気に入りの店が見つかる。
「てらや」は昨年の7月が初めてで、今回2晩通ったから、もうなじみのお店といえる。
メニューにもなじんで、「なすの田楽」に惚れ込んだりする。
◆屋台の楽しさ
屋台のいいところは、地元のお客さんを交えて会話が弾むこと。
一期一会の出会いの中に、思いがけない奇縁があったりする。
今日は今日、明日は明日、それが旅のつれづれである。
【ここで一首】
<たまさかの 出会いに弾む 旅談義 函館屋台の 更け行く夜に>
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◆北海道ししゃも
「ししゃもは、大きいオスの方が脂が乗ってておいしいよ」
「でも大き過ぎると、骨が硬くて食べにくい」
「メスは小さいし、卵がおいしいだけだね」 と朝市のおじさん。
◆ししゃも観の転回
『輸入物の大ぶりな子持ちししゃもが旨い』と思ってた。
『国内物のオスのししゃもが旨い』ということになる。
天動説が地動説に変った。
◆「北海道のオスししゃも」は旨い
オスは約15cm位、輸入物のメスよりかなり小さい。
メスは約10cn位、大きめの煮干サイズ。
「輸入物の子持ちししゃもは、ししゃもじゃない」 とおじさん。
お勧めのオスのパックを買った。(10尾×3で2000円)
帰宅して、網に載せて焼いた。
香ばしくて、脂も適度にジュウジュウ、ジュウジュウ。
柔らかくて、とても素直な優しい味だ。
この味の優しさは無農薬野菜と同じだと感じた。
旨い。 これが本物の「し・しゃ・も」 と納得。
【ここで一首】
<輸入物 子持ちししゃもは ししゃもにあらず 道産子オスの ししゃもにしかず>
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◆とうふ白玉ぜんざい
つるっとした白玉とコクのある小豆あんのぜんざい。
これはもうワザ物だ。
「どうだ」というマスタの心意気が伝わる味だ。
◆特製のとうふ白玉
「とうふ白玉」をネットで調べると、絹ごし豆腐に白玉粉を混ぜて作るのが普通。
茶房・菊泉製はそこが違う。
豆腐の水を切り、さらに布でくるんで軽く絞り、それと白玉粉を混ぜる。
水ではなく豆腐を使うのは、白玉のエグミをなくすため。
小粒のとうふ白玉は、滑らかで弾力がある。
初めてお目にかかった。
◆自家製の小豆あん
こだわり小豆のつぶしあんは、コクがありボリューム十分。
控えめな甘味が、小豆の味を引き立てている。
そこらの汁粉・ぜんざいとは、格が違う。
◇ ◇ ◇
◆汁粉とぜんざい
「汁粉」には、こしあん、つぶしあん、つぶあんの3種類がある。
このうち、つぶしあん、つぶあんのものを、関西で「ぜんざい」という。
ぜんざい用の小豆は、皮が柔らかくなくてはならない。
【ここで一首】
<白玉は とうふによりて 作るもの こだわり小豆 菊泉のぜんざい>
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朝市のとろろ昆布は、素朴な味でおいしい。
吸い物にしても、うどんやソバに入れてもおいしい。
毎日、食べても飽きない。
嚢の原材料欄には、
真昆布50%、がごめ昆布50%、本醸造りんご酢
と書いてある。 ふむ、ふむ。
◆今時のとろろ昆布
一方で、今時のスーパーで売っているとろろ昆布は、甘酸っぱくて気に入らない。
吸い物にすると、甘さが邪魔になって、途中で味に飽きてしまう。
うどんやソバに入れると、つゆの味が甘酸っぱく変わってしまう。
手元にある製品の原材料名欄には、
昆布(4ヶ所の産地)、醸造酢、還元水飴、甘味料、調味料、酸味料
と書いてある。甘酸っぱいのは当たり前だった!
◇ ◇ ◇
好みによるけれども、やはり素朴な味がいい。
函館朝市のとろろ昆布は、子供の頃のあの味だ。
うれしい「めっけもの」であった。■
どんぶり横丁は、JR函館駅からすぐにある。(徒歩1分)
函館朝市(生鮮市場)の駅寄りに、二十数軒が並ぶ。
カニ、イカ、ウニなどの丼物を中心に、ラーメン、寿司店も。
函館到着後そのまま、どんぶり横丁に直行。
朝昼食抜きで、6時間超の旅疲れで、とにかく腹ごしらえを。
なので、ガイドブックを頼りにお店を探す。
◆朝市五色丼~「馬子とやすべ」~7月1日
ウニ、イクラ、エビ、ホタテ、サケトロの五色の丼。
いきなり極く旨を味わうことができた。これで1,680円!
<すっかりこの横丁に魅せられて、続けて通うことに>
◆タラバ・ズワイ丼~「恵比寿屋」~7月2日
タラバの足とズワイのほぐし身がのっていて、一気にかっ込む。
昨日の夕食がコンビニおにぎりだったのを帳消し。1,760円也。
◆三色丼~「茶夢」~7月3日
本日のサービスで、エビ、イカ、イクラの丼に小皿8枚付き。800円也。
小皿は、ゲソ煮、イカの内臓すり身の炒め、その他であったが、しょっぱいのが残念。
横丁は朝から営業しているので、函館味の朝食を楽しむことができる。(5~15時)
夕方までのお店も数軒(馬子「とやすべなど)あるので便利。
またいつか、食べ歩きするのが楽しみである。■