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2013年09月03日

金沢~居酒屋『いな穂』

金沢で二軒目の飲み処・居酒屋『いな穂』を紹介する。

◆木倉町(きぐらちょう)で居酒屋を探す
7月8日(月)の夜、木倉町で居酒屋を探し歩いた。
木倉町は、香林坊と片町と長町に囲まれた地区。
ここは料飲街である片町の一角であったが、藩政期の旧町名を復活して<独立>した。

木倉町の通りは、和風の料飲店が並ぶ静かな雰囲気の街である。
通りをざっと下見して、今度はゆっくりと店を確認しながら戻る。
大ざっぱに目星を付けたが。まだ決まらない。

小ぢんまりした店構え、看板の様子、メニューの内容と価格、店内の静かさ、などなど。
あとは第六感で、何軒かを確認して進む。
そして『いな穂』、店の名にも惹かれて「よし!」と決めた。

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◆居酒屋『いな穂』
居酒屋については、自分なりのイメージを持っている。
『いな穂』は、そのイメージを越えて、とても上質で気さくな居酒屋だと思う。
(ただし、当店自体は居酒屋ではなくて<一品料理店>を主張している)


◆ノドグロの塩焼き
まず注文し、賞味した。
旨かった。
よくぞ日本に生まれける、よくぞ金沢に来たりける、である。

(以下は、Wikipediaより要約)
ノドグロとは、アカムツの別名で、全長約40cm、口の奥が黒いのでこの名がある。
水深100 - 200mに生息する。
佐渡、能登、山陰では高級魚として扱われ、上品な味わいで、焼いても煮ても美味。

 ◇ ◇ ◇

追加の料理は、次の三品:
-- ・金時草(きんじそう)の酢の物
-- ・揚げ出し豆腐
-- ・アジのたたき

生ビールのジョッキを重ねて、ゆっくりと時の流れを楽しんだ。

 ◇ ◇ ◇

『いな穂』 〒920-0988 石川県金沢市木倉町5ー4 TEL 076-224-5678
日曜日定休

2013年08月28日

金沢~割烹『おと川』

今回の金沢では、二軒の割烹・居酒屋で、<良い味と良いご主人>に巡り合った。
野球でいえば、二打数二ニ安打のクリーンヒット。
旅先で夜の街を歩いて、こういうお店を見つけると、無上のうれしい想い出となる。


◆『おと川』との出会い
7月7日(日)の夕方、長町でたまたま見つけたお店。
大野庄用水の散策路から香林坊へ帰る途中、とある看板が目に止まった。
「加賀料理定食」で、3品付くという。(お値段は、2,800円だったか)

金沢で初めてでも安心だ。
道筋を確認しながらホテルに戻り、夜、出かける。
偶然にしては、実に良いお店に出会うこととなった。

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◆加賀料理を味わう
当夜の加賀料理は、次の三品:
-- ・金時草の酢の物   ぬめりと甘酢のバランスが絶妙
-- ・太きゅうりの酢の物 あっさりさっぱり
-- ・じぶ煮       これが「じぶ煮」です、と教えてくれるような旨さ

当店はで居酒屋風あるが、「割烹」。
庶民的価格ながら上質な料理の味には、それが反映されているのだろう。
次回は、単品アラカルトでじっくりと賞味させていただこうと思う。

◆ご主人のお話
当地で長く営業しておられるご主人は、<金沢の生き字引>のようだ。
ガイドブックやネットでは得られない<あれやこれや>の地元ナマ情報。
また、いろいろとお話を伺いたいと思っている。

 ◇ ◇ ◇

相席は二人連れの女性客。
地元の方と東京(?)の方。
昼の暑さを忘れる和やかな雰囲気の夜であった。


『おと川』 〒920-0865 石川県金沢市長町1丁目1ー4 TEL 076-231-2416

2013年08月16日

金沢~甘味処『金花糖』

◆『金花糖』へ
七夕の日の午後、猛暑の金沢に着いて、長町の大野庄用水沿いを散策した。
ここは初めて訪れたのだが、思っていたよりずっと風情がある。
用水に沿って下ってきて、終点に「足軽資料館」。

で、涼しいところでひと休みしようと、『金花糖』を探した。
住宅街の通りをしばらく行って右側、ということだったが、見過ごした。、
一軒ずつ確認しながら戻って、ついに発見!

玄関の戸を開けると、通路になっていて、突き当りにドア。
その奥が喫茶室で、ゆったりとテーブルが並ぶ。
壁を背にしたベンチ・スタイルの席に座る。

◆クリームあんみつ
自家製のあんみつに自家製のソフトクリームを載せたのをいただく。
熱がこもった体に、冷たい甘さが心地よい。
ごちそうさま。また、食べたい。

   ◇ ◇ ◇

金沢らしい、金沢ならでは、金沢だから、という感じのお店。

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『金花糖』 〒920-0865 石川県金沢市長町3丁目8ー12  TEL 076-221-2087
営業時間は 12時から夕暮れ時まで
火曜日定休

2013年07月19日

加賀野菜(4):打木赤皮甘栗かぼちゃ

金沢市の近江町市場「まつい青果」で加賀野菜を四種類買ってきた。
レシピを参考にして、ぶっつけ本番で調理して味わってみた。
金時草→加賀つるまめ→ヘタ紫なす→打木赤皮甘栗かぼちゃ、の順に報告する。


(加賀野菜については、「金沢市農産物ブランド協会」のHPを参照されたい)


◆加賀野菜:打木赤皮甘栗かぼちゃの煮物


(写真は、こちらから拝借)

打木赤皮甘栗かぼちゃは、きれいな朱色の皮の円錐栗型のかぼちゃである。
西洋かぼちゃの系統で、ハロウィーンのパンプキンを連想させる。
買ったのは、やや小ぶりのもので、直径・高さが約13cm、約700g。

金沢市打木の農家が戦前に福島県会津から導入・改良して、戦後に出荷を開始したという。
色と形で大いに人気を博したが、やがて消費・生産は落ち込んだ。
しかし、近年、再び注目されるようになり、加賀野菜としてブランド化もされている。

 ◇ ◇ ◇

加賀野菜のカタログのレシピに合わせて甘味に煮てみた。
彩りはなかなかきれいで、味もそこそこおいしい。皮が少し固い。
料理店やレストランで、メニューのおしゃれな一品としてこのかぼちゃは適役と思う。

コレを買うとき、八百屋さんが他のかぼちゃ(ふつうのタイプ)を勧めた。
このかぼちゃに「味」を期待されると、値段の割に合わないと苦情があるのだろうか。
よって2種類のかぼちゃを買うことになった。

打木赤皮甘栗かぼちゃを自分で調理して味わえたのはうれしい経験だった。

2013年07月18日

加賀野菜(3):ヘタ紫なす

金沢市の近江町市場「まつい青果」で加賀野菜を四種類買ってきた。
レシピを参考にして、ぶっつけ本番で調理して味わってみた。
金時草→加賀つるまめ→ヘタ紫なす→打木赤皮甘栗かぼちゃ、の順に報告する。


(加賀野菜については、「金沢市農産物ブランド協会」のHPを参照されたい)


◆加賀野菜:ヘタ紫なすの一夜漬け


(写真は、こちらから拝借)

ヘタ紫なすは、卵位の大きさの丸なすで、皮も身も柔らかい。
一夜漬けに最適ということであったが、うまく漬けられらなかった。
最初の2個は塩が少なすぎ、2回目の2個は塩を多く長く漬け過ぎてしまった。

あとの2個は味噌汁にして、これは美味しかった。
6個入パックはこれでおしまい。
次回は20個位買って、一夜漬けをたっぷりと味わいたい。

2013年07月17日

加賀野菜(2):加賀つるまめ

金沢市の近江町市場「まつい青果」で加賀野菜を四種類買ってきた。
レシピを参考にして、ぶっつけ本番で調理して味わってみた。
金時草→加賀つるまめ→ヘタ紫なす→打木赤皮甘栗かぼちゃ、の順に報告する。


(加賀野菜については、「金沢市農産物ブランド協会」のHPを参照されたい)


◆加賀つるまめの胡麻味噌和え


(写真は、こちらから拝借)

加賀つるまめは、フジマメの一種の白花豆のこと。
キヌサヤを大きくした感じで、独特の香りと歯ざわりがある。
子供の頃に新発田で、母がよく味噌汁や胡麻味噌和えにしてくれた。

金沢の居酒屋ではメニューに無かったので、近江町市場での八百屋さんで買った。
日持ちが良くないと言われたが、自己責任でクール便に入れてもらった。
想い出の味を、ぜひ、味わいたかったからである。

実は、想い出のフジマメは藤色だった。
紅花豆の方であったらしい。
白花豆の加賀つるまめはどうか。

クール便にが到着したので、早速、夕食で味噌汁に、翌日は胡麻味噌和えにした。
鮮度は少々落ちていたが、想い出の味が一応出ていた。
あっさりとしていて、それが金沢の味なのかもしれない。


◆想い出の味は紅花豆?
母のフジマメは、香りも味ももっと濃くて豆の粒々感もあった。
今度は、紅花豆を追ってみよう。
どこで出会えるのだろうか。

2013年07月15日

加賀野菜(1):金時草

金沢市の近江町市場「まつい青果」で加賀野菜を四種類買ってきた。
レシピを参考にして、ぶっつけ本番で調理して味わってみた。
金時草→加賀つるまめ→ヘタ紫なす→打木赤皮甘栗かぼちゃ、の順に報告する。

(加賀野菜については、「金沢市農産物ブランド協会」のHPを参照されたい)


◆金時草(きんじそう)の酢の物


(写真は、こちらから拝借)

茎から葉が出ていて、葉の表は濃い緑色で、裏は濃い赤紫色。
軽く茹でると<ぬめり>が出て、三杯酢がそれを引き立てる。
サッパリして、梅雨時や夏に最適な味覚だ。色合いも鮮やか。

2011年12月25日

金沢~福梅(浜口長生堂)

◆金沢の『福梅』を取り寄せ
『福梅』は、金沢のお正月用の菓子で、年末年始限定で販売される。
多くの和菓子屋さんが競って、この『福梅』を作る。
今回は、楽天・金沢屋別館で「浜口長生堂」のものを選んで取り寄せた。

数軒の出店の中で、既に売り切れの店もあり、写真の撮り方を見て決めた。
中味のつぶ餡がとてもおいしそうに写っていたからである。
一箱15個入りで、2,835円(税、送込)。

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『福梅』は、小豆のつぶ餡を梅の形の最中皮で包んだお菓子である。
「浜口長生堂」のは、甘さを抑えた固めの餡の粒々感がおいしい。
見かけは小ぶりだが、もっこりとした厚みでボリュームがある。

さすがに加賀百万石の伝統のお菓子である。
伝統の味は、これからもずっと楽しむことができる。
お菓子職人達のこだわりが引き継がれていく。

餡は、それぞれのお店によっていろいろと特徴がありそうだ。
もっとねっとりして伸びのある餡の『福梅』も食べてみたい。
『福梅』には優雅さがあり、庶民的な「最中(もなか)」とは一線を画している。


◆金沢に行きたい
金沢には二度行ったことがある。もう40年以上も前のこと。
最初は、一人出張で訪れ、夜、香林坊の居酒屋で一杯飲った。
ちょっとした川を橋で渡って入る店で、金沢の懐かしい思い出となっている。

相席のお客さんが突いていた『八目(はちめ)』がお薦めであった。
メバルの一種で、金沢の自慢の味のようだ。
二度目は友人達と能登半島一周のドライブの時に寄ったが、何も覚えていない。

機会あれば、今頃の金沢を楽しんでみたい。
いろんなお店の『福梅』を食べ比べ、お気に入りの喫茶店を見つける。
夜は香林坊をぶらついて『八目』で一杯。