立春の日の政治風景
◆推定「クロ」の捜査のてん末
民主党小沢幹事長に関わる捜査が終了した。
陸山会の政治資金収支報告書の虚偽記載を突破口に、
<小沢逮捕>のシナリオを描いた検察の思惑は完全に外れた。
ゼネコンや中堅建設会社や関係先まで、徹底的に捜索した。
押収資料をしらみつぶしに分析し、小沢氏に事情聴取も行った。
にも関わらず、結局<小沢逮捕>は実現できなかった。
連日の情報リークは、まるで<確定クロ>を思わせた。
マスメディアは、検察べったりの報道でハヤシ立てた。
今回のてん末は、検察とマスコミへの信頼を大きく失墜させるものだ。
三人の元秘書は、収支報告書の虚偽記載で起訴された。
土地購入の資金の収支を正しく記載しなかった、というだけだ。
国会は、4億円の虚偽記載より、800兆円を超える国の借金を論ずべきだろう。
【ここで一首】
<大捜索 小さな沢まで 山狩りし 陸山鳴動 ネズミ三匹>
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