寺田寅彦著「郷土随筆集」を探す
◆NHKラジオ第二「朗読」の作品を追う
寺田寅彦の名文朗読に感動した。
感動したら、元の文章を読みたくなった。
番組による出典は「寺田寅彦郷土随筆集」高知県教育委員会編(1978)。
市販の書籍ではないので、入手は難しそうだ。
で、ネットで検索してみた。
岩波文庫「寺田寅彦随筆集」(全5冊、1963)が見つかった。
朗読された作品は、「重兵衛さんの一家」、「花物語」など。
すぐにも読みたい作品だが、岩波文庫の小さな活字は、老眼にきついなあ。
それに、5冊にバラバラに収録されているのを探すのも、手間がかかるなあ。
◆著作権フリーのインターネット文庫があった
で、検索結果を確認してみると、「青空文庫」というのがある。
実は、これは著作権の消滅した文学作品をインターネットで公開する文庫なのだ!!
作家や作品名などで検索して、目的の作品にアクセスできる。
全文テキストファイルを無償で閲覧・ダウンロードできる。
上記の随筆も、夏目漱石の「坊ちゃん」も、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」もある。
テキストファイルだから、拡大表示できるし、語句検索できるし、印刷しても読める。
インターネットのボランティア活動の成果であろうか。
ありがたいことで、関係者に感謝、また感謝。
多くの読書愛好の方々が大いに利用されるようお勧めしたい。
◆引越しの余禄
不思議な縁の連鎖であった。
引越し→テレビなし→ラジオ聴く→朗読に感動→ネット検索→作品ヒット→青空文庫
<教訓?> 人生は、変化を求めれば、新しい世界が開かれる。
(番組の朗読:2/19 Fri.現在、10回放送の5回が終わったところで、来週に続く)
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