世相::事業仕分け第二弾:独法編
◆事業仕分け第二弾
4/23,26-28に、独立行政法人の事業仕分けが実施された。
インターネット中継も民間サービスの利用で、ずいぶん改善された。
今回の仕分けは、前回より醒めた評価が多かったようである。
<一般的は評価>
・独法自体を廃止したり、厳しい改革を迫る場面がなく、物足りない。
・政策目標が不明確なため、事業への切り込みができていない。
・削減、回収した資金もさほどの額とはいえない。
いずれももっともであるが、それでも効果は十分あったと実感している。
官僚機構と一体化した伏魔殿のような独法を相手にして、良くやった。
改廃や切込みや資金削減のような結果よりも、次の三点が貴重な成果だ。
<判明した事実>
・各独法は、監督官庁などとの身内の論理で運営されている実態が浮彫りになった。
・政府に明確な政策や方針が無いと、独法(=官僚組織)は崩せない。
・傍観者的マスコミは、独法を解体に追い込むことにはまるで役に立たない。
これらが見えてくるのは、インターネットによる実況中継のおかげである。
ようやく官僚伏魔殿の重い扉がこじ開けられ始めた、といえる。
5月に実施予定の公益法人の事業仕分けにも注目したい。
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