世相:政局に本音がチラリ
◆政局にも本音がチラチラ
このところの政局のゴタゴタは目に余る。
マスメディアは格好の材料を得て、右往左往ではしゃいでいる。
旧態依然の低レベル報道が展開されている。
しかし、ガヤガヤとした報道ノイズの中に、まともに聞こえる本音もある。
新任の松本復興相は、記者会見で述べた。
「3.11以降、自民党も公明党も民主党も嫌いだ」
よくぞ言ってくれた!
自民党は総理退陣要求をはじめ政局に明け暮れる。
民主党は党内政局でメロメロのメルトダウン。
震災と原発事故の被災者を置き去りに、政局と政争をくり返す政治家たち。
復興相は、「もういい加減にして、政治家は政治をやれ」と思ったのであろう。
世論を代弁しているといえるのだ。
◆政局マスメディア
そうした中での本音発言を、マスメディアはあくまで政局レベルで扱う。
やれ、自公が怒っているとか、やれ、国会審議に影響する、とか。
そして、復興相は、1日に記者会見で釈明、陳謝した。一件落着。
本音の事実は、なにも変っていないのだが‥‥。
-- ◇自公嫌い 民主も嫌いと つい本音 世論の代弁 復興相キラリ
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