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世相:復興相の暴言辞任


◆暴言で早々の辞任
つい先日(7/1)の記事で、松本復興相のことばを「国民の本音」と称賛した。
「3.11以降、自民党も公明党も民主党も嫌いだ」
その松本氏が、暴言問題を起し、早々に辞任した。

訪問先の宮城県知事との会談で暴言を連発したことを報道され、批判を浴びた。
「大臣」という立場を笠に着て、知事を見下した態度であった。
特に復興担当相に求められる態度にはほど遠く、辞任は当然であろう。

◆なにゆえに?
なぜ、こんな顛末になったのか。

ひとつは、当人は「大臣」として当然と思う態度に出ただけなのであろう。
ふたつは、当人に思いやりなどの人間的資質が不十分であったのであろう。
みっつは、こんな人物を復興相に任命した菅総理の不確かな判断力である。
よっつは、そもそも政治家全体に適材適所の人材不足が深刻なことである。
いつつは、これをまた材料に大騒ぎする与野党の政局政治家の存在である。

こう見てくると、日本の政治のダメさ加減が浮き彫りなのだ。

◆政治改革のための処方箋
上の五項を。逆にたどれば、これからの日本の政治の処方箋が分る。

-- ・政局政治家共を抹消すること
-- ・若手や女性に政治を託すこと
-- ・菅総理は早めに退陣すること
-- ・人間的な政治を心がけること
-- ・権力は謙虚に正しく使うこと

◆がっくりと落首
-- ◇心なき ことばに政治は なかりけり 復興相暴言 早々の辞任