◆Googleマップの「マイマップ」
ミニ・タブレット「Nexus7」を使い始めて、約4ヶ月。
最も感動したのは、Googleマップの鮮明さ、情報量、そして操作性。
コレを、ぜひ、ガイドマップに活用したいと思うようになった。
Googleマップには「マイマップ」という機能がある。
Googleマップの上に好みのデータを載せて、自分専用マップを作成できる。
「マイマップ」は、パソコンで作成・保存・更新し、「Nexus7」では再生のみ。
◇ ◇ ◇
これまでのパソコン時代には、Adobe「 Flash」を利用してきた。
Flashはプログラム(AS3)で、精緻で複雑なアニメーションを作成できる。
(ただ、ガイド用の街路図を自分で描く必要があり、これが大変だ)
動画の再生・コントロールも容易で、多彩なモデルをデザインできる。
Flashアニメーションは、無償配布されている「Flash Player」で再生する。
(Apple社は「Flash Player」を拒否しているので、「iOS」では再生できない)
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昨年から、モバイル機器(スマホ、タブレット)が急速に普及している。
モバイルでは、OSは、Google「Andoroid」とApple「iOS」が優勢だ。
昨年8月、Adobeは「Andoroid用 Flash Player」のサポートを中止した。
つまり、モバイルでは、Flashアニメーションは動かなくなった。
もともとパソコン用に作ったFlashアニメーションは、モバイル機器には重た過ぎる。
また、モバイル機器のタッチパネル操作は、パソコンのマウス操作とは異なる。
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Googleマップの「マイマップ」は、全く新しい可能性を提供してくれる。
モバイル環境用ガイドマップを、かなり自す由に作ることができる。
「JavaScript」と「Google Map API」を利してプログラムで作成ともできる。
これからWebの世界は、モバイルやクラウドの普及がさらに進んでいく。
そでこは「HTML5」がベースとなり、写真に加え、て動画や音声を容易に活用できる。
自作のガイドマップを志向するには、とても楽しみがある。
◆「mymap金沢」を作る
「マイマップ」を試作してみることにした。
訪れたばかりの「金沢」は最適な素材である。
そこで、長町~木倉町を中心に、既存のマップの上にアイコン(目印)を配置してみる。
◆カスタム・アイコンのデザイン
アイコンをタップすると、その場所の情報を<吹き出し>で表示できる。
アイコンは、マップを拡大・縮小しても大きさは一定である。
どこかにアイコンが集中していても、マップを拡大するとバラけて表示される。
このアイコンは、Google標準のものがデフォルトになっている。
例の「一つ目小僧」のようなデザインのアイコンだ。
この不粋なアイコンは、場所を表示しているだけで、<吹出し>を見ないと情報はゼロ。
独自の情報を載せる「マイマップ」では全く不便だ。
アイコンを見ただけで、何の場所を示しているのかわかるようにしたい。
ただし、喫茶店が<コーヒーマップ>のアイコンというのでは、「マイマップ」ではない。
お店の名前がテキスト文字で表示されるアイコンが欲しいのである。
つまり、場所ごとの個別アイコンということになる。
パソコンのAdobe「Photoshop Elements 11」で作ることにチャレンジ。
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目的にしたアイコンのデザインは、
-- ・アイコンの図形の外側の背景を透明にする
-- ・アイコンは図形の外枠のみとし、内側にテキスト文字を配置する
-- ・図形の内側(=テキスト文字の背景)は透明にする
試行錯誤を約1ヶ月にわたって繰り返し、ついに、簡単な作成手順を確立した。
-- ・アイコンの外枠は、任意の図形で作成できる
-- ・外枠のカラーは、随時、変更できる
-- ・テキスト文字も、随時、変更できる
こうして、いくつかのアイコン・デザインのモデルを作成・保存した。
必要の都度、モデルを開き、カラーと文字を変更して、新しいアイコンを量産できる。
別の図形枠のデザインもすぐに作成できる。
◆「マイマップ」をまもなく公開
カスタム・アイコンを使って「mymap金沢」の作成を開始。
長町~木倉町以外の情報は、ごく限定的にする。
「マイマップ」には、アイコン数に制限があるようだからである。
公開のために、「マイマップ」のURLへのリンクを埋め込んだHTMLファイルを作成した。
このファイルへアクセスすると「mymap金沢」が表示される。
テストをして、まもなく公開することにしたい。
(Windows/IE と Andoorid/Crome で基本動作を確認中)
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