世相:日本を変える若者の発言20150915
◆参院公聴会で大学生が発言
15日、参議院で安保関連法案の特別委員会の中央公聴会が開催された。
ここに「SEALDs」の奥田愛基(あき)さん(23、大学生)が招かれた。
TV中継された口述(スピーチ)に、衝撃的な感動を受けた。
YouTubeの録画画像(→ こちら)
これは、日本の民主主義の基本を問う<歴史的>名スピーチであった。
多くの国民の共感を呼ぶに違いない。
聴く者の心を動かし、さらに行動に駆り立てる迫力がある。
◆発言が訴えるもの
ここ数か月は、安保関連法案を巡る論議に関心を持ってきた。
・憲法とは何か
・日本の平和とは何か
・民主主義とは何か
しかし、国会審議での安倍首相は、虚妄虚言にまみれつつ、強引に法案を成立させた。
憲法も平和も民主主義も、踏みにじるものであった。
国民をバカにし、国会を軽視し、独裁者気取りである。
国会の絶対多数をカサに、やりたい放題の暴走を止めるのは、少数野党には難しい。
従来型の組織的な国会デモも効果は薄い。
国民は黙って見ているほかはないのか。
奥田さんの発言は、その単純明快な解決法を提示してくれた。
虚しさや無力感にさいなまれている人々に勇気を与えるものである。
無関心な人々の心を呼び覚ますものである。
・国民一人一人が良く考え、それを外に出てデモで表現しよう
◆今回の国会デモ
今回の国会デモは、このことを鮮明に実現していた。
一人一人がそれぞれの思いを持って集結したデモである。
(15日、出勤途中に、急遽、午前中を休暇にしてデモに参加した若い会社員もいた)
遅れていたTVやラジオの取材も増えた。
国会の野党も背中を押されて、ムダな抵抗であっても、よく粘った。
参院特別委の委員長不信任動議への野党議員の賛成意見は、十分に聴きごたえがあった。
◆参院選挙が勝負
より多くの国民が目覚め、行動するか。
流れを継続して、来年夏の参院選で結果を出せるか。
それこそ、国民一人一人の真価が問われる。
若者たちの投じた貴重な一石に感謝し、行動を共にしなければならないと思う。
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