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2016年01月26日

ことば:ただ過ぎに過ぐるもの(枕草子)

◆「枕草子」第245段より
  ただすぎにすぐるもの  帆をあげたる舟。人のよはひ。春夏秋冬。
 (ただ過ぎに過ぐるもの 帆を上げたる舟、人の齢(よわい)、春夏秋冬)

  ◇ ◇ ◇

 「ただ過ぎに過ぐるもの」で一気に興味がそそられる。
 「帆を上げたる舟」が絶妙の一句で、実感し、納得。
 起・承ときて、「人の齢、春夏秋冬」に転じる。

 思わぬ展開は衝撃的だ。
 そして、「結」は読み手に委ねられ、つい、感慨にふける。
 ふと、冒頭に引き戻され、「ただ過ぎに過ぐるもの」が改めて心に深く沁み入る。

  ◇ ◇ ◇

 一文字の無駄もない。
 心の底に潜在的に渦巻いている哀感を、みごとに語り尽くしてくれる。
 清少納言は、1200年前にこれを書いた。

2016年01月23日

IT:新発田マップに「現在地」を表示

◆GPSデータで「現在地」を表示
 スマホやタブレットで新発田マップに「現在地」を表示できるようになった。
 通常のGoogleマップでは、画面上のアイコンをクリックすると「現在地」が表示される。
 新発田マップでは、別途、プログラムを作成して組込む必要がある。

 GPSデータから「現在地」の緯度・経度を取得し、マップにマーカーを表示している。
 新発田の中心部から2km以内に居るときだけ「現在地」を表示するようにした。
 GPSデータが取得できなかったり、機器にGPS機能が付いていない場合は表示しない。

  ◇ ◇ ◇

 「現在地」を表示するには、画面左側メニューの「現在地」にチェックを入れる。
 「現在地」にマーカーが表示され、マップの中心が「現在地」に移動する。
 マーカーを消去するには、このチェックをはずせばよい。

  ◇ ◇ ◇

 モバイル時の新発田マップでは、「現在地」表示は必要不可欠だ。
 とりあえず標準のアイコンでマーカーを表示しているが、直感的に意味がつかめない。
 早急に、専用のアイコンを作成したい。

2016年01月13日

IT:新発田マップに円を描く

◆半径1kmの円に収まる城下町
 新発田は、コンパクトな城下町である。
 ざっと半径1kmの範囲にある。
 それを実感できるように、マップに円を描くことにした。

 円の中心は市役所角の交差点、半径は1km。
 すると、西北端(旧片町)と東南端(上鉄砲町)の一部を除き、円に全て収まる。
 一番離れていても2km少々という町のコンパクトさがよく分かる。

  ◇ ◇ ◇

 マップに円を表示するには、画面左側メニューの「半径1kmの円」にチェックを入れる。
 半透明に塗りつぶされた円とその中心のマーカーが表示される。
 円を消去するには、このチェックをはずせばよい。
 
◆「現在地」の表示については検討中
 たとえば、東京で新発田マップを開いていると、「現在地」は東京に表示される。
 これは意味がないので、こういう場合は「現在地」を表示しないようにしたい。
 新発田の中心地から2km以内に居るときだけ「現在地」を表示するように検討している。