IT:Flashアニメをモバイルで提供できることに
◆Webでアニメーション
今、新発田の「御成り道」コースをWebアニメーションでガイドしたいと考えている。
現在のやり方では、コース全体を一括で音声で説明している。
しかし、音声がコースのどこを説明しているのか分かり難い。
コースを歩いているという臨場感に欠ける。
キャラクタがコースを進みながら、それぞれの地点の音声ガイドができたなら…。
調べたら、Adobe社のFlashを使うしかないことが分かった。
実は、「新発田ガイドマップ」の前身のモデルには、Flashアニメが組み込んであった。
しかし、モバイルに対応しなかったのでお蔵入り。
そのFlashアニメが復活できることになったのである!
Puffin Web Browserというアプリが、モバイルOS上でFlashを動かしてくれる。
まるで、棚からボタ餅のような話だった。
以下、ここに至る経緯を振り返ってみたい。(個人的なな回顧録)
◆Flashアニメーションに惚れ込む
Flashの魅力は。Web用アニメーションを自由に作成できることである。
PC画面上でアニメをグラフカルにデザインし、すぐにテストし、修正もできる。
高機能なスクリプト言語で自在にアニメを操作できる。
そんなFlashに惚れ込んで、テクニックを学んだ。
- 2008/08:Flash CS3でスタート
- 2012/02:Flash CS5.5にアップグレード
いろいろなFlashアニメ作品を開発した。
(いずれも、Windows PC用)
・新発田のガイドマップ(Flash版でアニメ付き、Googleマップとは連動しない)
・写真のスライドショー
・ビデオ・プレーヤー
・YouTubeのビュアー(ちあきなおみ版など)
◆モバイルの時代に沈没
そうした中、2010年頃からモバイルのスマホやタブレットが急速に普及し始めた。
モバイルのOSは、iOSかAndroidである。
Apple社はFlashが嫌いで、iOSはFlashをサポートしていない。
Androidでは、2011年11月、Adobe社がモバイル用のFlash Player開発を中止した。
これで、モバイルでは、Flashが全く使えないことになった。
Web用アニメーションは沈没してしまった。
◆HTML5へ乗替え
この頃の課題は、Googleマップと連動する「新発田ガイドマップ」の開発だった。
Webページ開発言語HTML5は、Googleマップときわめて親和性が高いことを確認できた。
PCのWindowsでもモバイルのOSでも動くので、HTML5に乗替えた。(Flashは封印した)
- 2013/03:タブレットNexus7を購入
- 2013/09:HTML5に乗替え
- 2013/09:iPhone5sの販売開始
- 2013/11:iPhone5sを購入(ちょうど携帯が故障した)
- 2013/11:HTML5の初版「新発田散策マップ」をリリース
- 2014/12:タブレットiPad Air 2を購入
- 2016/03:バージョンアップを重ねて、現在の「新発田ガイドマップ」に至る
◆HTML5ではアニメーションが弱い
アニメーションでHTML5の限界に突き当たった。
やはり、Flashしかない。
なんとかモバイルで動かないか。
◆Puffinアプリ登場でFlashがモバイルで動く
先日、Puffin Web Browserというアプリ(フリー)の存在を知った。
iPad(iOS)にダウンロード。
旧作のFlashアニメをWebサイトにセット。
ー 2016/07:PuffinでFlashアニメの再生を確認
iPhone(iOS)、Nexus7(Android)でも再生を確認。
いずれでも、高速でスイスイ。
これでFlashアニメは完全に解禁、復活だ。
◆Flashアニメの開発構想
まずは、新発田の「御成り道」コースをガイドするWebアニメーションをリメークする。
Googleマップとは連動できないので、マップをコピーした画像を使用する。
7月中にはリリースしたい。
写真のスライドショーは、旧作に音声ガイドを付けたい。
ビデオ・プレーヤーは、旧作の画面を大きくしたい。
新たに、苔香荘の園内ガイドも作成予定。
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