世相:SEALDsの解散
◆SEALDsが解散会見
YouTubeで、SEALDsの解散会見ビデオを見た。
昨年、安保関連法案反対の国会デモで名を馳せたSEALDsが解散した。
SEALDsは、政治的な無関心・無気力がはびこる社会に、貴重な衝撃を与えてくれた。
とくに、代表の一人である奥田氏の国会質問は、実に見事であった。
昨年5月3日憲法記念日に発足し、参院選を越えて8月15日終戦記念日に解散。
これは、既定の路線であったようだ。
学生らしく潔くて、それぞれが新しい道を歩むことを祝福したい。
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SEALDsは、国民に政治への関心を持ち、行動する重要性を訴えた。
国会デモはそれを現実にした。
既存 野党やリベラル派といわれるグループでは、これは成し得なかった。
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激烈な誹謗中傷の中、よく耐えたと思う。
ネットの匿名性を隠れ蓑にしたことばの暴力は、卑劣で、果てしがない。
会見に臨んだ各メンバーの解散の辞は、爽やかで、SEALDsを誇りにしていた。
メンバーの中には、自らの経歴に付きまとうマイナスを心配する声もあった。
しかし、遠くない将来、SEALDsで活動したことを誇れる日がきっとくると思われる。
社会の意識は、彼らが意図した方向へ、着実に変わっていくであろうから。
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SEALDsの活動目標と自分の政治的信条は一致しないところがある。
それでも、SEALDsを支持し、その行動力に敬意を表したい。
沈滞する国民の政治意識を、一部であったとしても、覚醒させてくれたからである。
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