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2017年01月29日

世相:横綱・稀勢の里の誕生を祝す

◆19年振りの日本人横綱
 待望久しい日本人横綱が誕生した。
 とっくになれていたはずの稀勢の里。
 あと一歩をついに乗り越えた。

 モンゴル出身力士に支えられている相撲界。
 特に白鳳は、すばらしい横綱だ。
 しかし、その白鳳にもやや陰りが見え始めている。

 稀勢の里は白鳳と互角に渡り合える。
 これから強くななる可能性も感じる。
 横綱というプレッシャーなどはねのけて、大相撲を盛り上げて欲しい。

 明治神宮での奉納土俵入りは、日本人ならではの様式美があった。

2017年01月24日

世相:トランプ大統領の就任演説は「選挙」演説

◆ジョーカーの裏もジョーカーだった
 表も裏もジョーカーのトランプ(カード)がある。
 マジックで使われ、観客の眼を欺いて、予想外の結果を演出する。
 観客は、タネ(仕掛け)のあることを知りつつ、マジックに拍手喝采する。

◆就任演説は「選挙」演説だった
 21日のトランプ大統領の就任演説は、選挙中の演説のままだった。
 どんな内容になるか、世界中が期待と不安を込めて見守っていた。
 結局、ジョーカーの裏は、やはりジョーカーだった。

  ◇ ◇ ◇

 世界や人類の理想を掲げ、アメリカがそれをリードする。
 そんな理念やビジョンには、ひとかけらも触れなかった。
 もっぱら国内の支持者向けに語り掛けることに終始した。

◆これからのアメリカとの関係
 アメリカ第一主義は、目先はプラスでも、やがて大きなマイナスが見えてくるだろう。
 アメリカ第一主義は、世界の当惑、反発、混乱を招くだろう。
 そうなると、実利オンリーのトランプ氏の政策は行き詰まる可能性がある。

 しばらくはアメリカの行方を見守るのがよさそうだ。

2017年01月19日

世相:米次期大統領は本当に大丈夫が?

年末年始には、世の中は比較的落ち着いていたと思う。
それが中旬になって、流動的な様相が見え始めた。
どうやら今年は昨年以上の波乱の一年になりそうだ。

◆トランプ氏はトランプ氏のまま 
 大統領選後の初の記者会見(1/10)は、トランプ氏の本質を公にした。
 政策ビジョンは語らず、世界や社会に訴えることは何もなかった。
 大統領としての品格も全く感じられなかった。

 大統領になれば変わると期待する見方もある。
 そう見込んで、ドルが買われ、株価は上昇した。
 しかし、この記者会見で、変身はきわめて怪しくなったと思う。

  ◇ ◇ ◇

 トランプ大統領を野放しにするのは危険だろう
 「殿のご乱心」への備えが必要だ。
 そうして、まともな副大統領が職務を代行するというシナリオになるかもしれない。