ことば:近江商人 「三方よし」の教え
◆売り手よし、買い手よし、世間よし(三方よし)
これが近江商人の商いの教えだという。
・NHKラジオ第一
・2017.07.22(土曜早朝=金曜深夜)
・ラジオ深夜便/明日へのことば
・「近江商人の 商いに 学ぶ」
・岩根 順子/NPO法人「三方よし研究所 」専務理事
詳しくは、次のYouTubeで番組の録音を聴いていただきたい。
→ こちら
(このサイトは、いずれ削除されるのでご注意)
◆「三方よし」とは?
ゲストの岩根さんは、番組の最後に次のように話された:
「売り手よし」と「買い手よし」の組み合わせで利益が生まれる。
その利益を、世間に還元することで、「三方よし」は完結する。
それでこそ、商売は永く栄え続けることができる。
◆「世間よし」を忘れた企業
今の企業経営では 、「世間よし」が忘れられて久しい。
ひたすら利益を上げ、株主に配当を貢ぎ、内部留保を貯め込む。
社員の給与を抑え、下請けをたたき、研究開発を怠り、設備投資を先送りする。
これでは、企業が短期的に栄えるだけで、社会は停滞する。
もし、社会が沈黙すれば国は衰え、社会の不満が爆発すれば国は混乱する。
経営者たちは、改めて「三方よし」の教えを噛みしめるべき時だ。
◆追記
番組のゲストの方は、彦根市で会社を経営しながらNPOとして活躍している 。
6月に彦根を訪れたばかりなので、特に心を惹かれて番組を聴いた。
また、最近、滋賀県が長寿日本一というニュースもあった。
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