世相:2017衆院選雑感~①東京8区の得票状況
◆ 野党乱立で、39%の与党が勝利
我が東京8区では、立憲民主党/希望の党/共産党が立候補した。
野党の乱立で、与党は39%の得票率で当選するというモデル選挙区となった。
(これは、現時点の内閣支持率に近い)
詳細な得票データはつぎの表の通り:
順位 | 得票数 | 氏 名 | 得票率 | 党 派 | 年齢 | 新旧 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 99,863 | 石原 伸晃 | 39.2% | 自民(公) | 60 | 前 |
2 | 76,283 | 吉田 晴美 | 30.0% | 立憲民主 | 45 | 新 |
3 | 41,175 | 木内 孝胤 | 16.2% | 希望 | 51 | 前 |
4 | 22,399 | 長内 史子 | 8.8% | 共産 | 29 | 新 |
5 | 11,997 | 円 より子 | 4.7% | 無所属 | 70 | 新 |
6 | 2,931 | 斎藤 郁 | 1.2% | 諸派 | 29 | 新 |
この選挙区の状況は極めて興味深い。
・自民党は、約2万票の公明党のゲタをはいている
・ 自民単独と立憲民主はほぼ互角
・自民+公明と立憲民主+共産もほぼ互角
・野党共闘が実現すれば容易に逆転できる
・立憲民主が希望に差をつけた
・当選した石原氏は、石原慎太郎氏の長男であるか、次回はかなり厳しそうだ
◆次の選挙に興味津々
このような状況の選挙区は、他にもかなりあるが、野党は共闘できるか。
舵を失ったように見える希望の党は空中分解してしまうだろうか。
立憲民主党は、新しいリベラルのイメージを確立できるのだろうか。
次の選挙でも、東京8区から目が離せない。
■