緊急事態:スーパー食品売り場の点描
◆食品の買い急ぎ
新型コロナの感染が拡がる中、食品んの買い急ぎが発生していた。
日記を振り返ってみると、3月26日(木)、27日(金)にスーパーは大混雑であった。
28日(土)にも、東京都が外出自粛と店舗休業を要請すると情報が流れたからである。
スーパー(西友西荻窪店)では、カートに山盛りの商品を入れた客が、レジに長蛇の列。
商品の棚は、ほとんどが空っぽ。牛乳だけは、まだ並んでいた。
そんな状況に圧倒されて、2日とも買い物はせずに退散した。
4月になって少し落ち着いてきて、それなりに日常の買い物ができるようになった。
それでも空き棚が続く商品を観察すると、現代の消費生活の断面が見えてくる。
スーパーが冷蔵庫代わり、手抜き食生活、購入はしたたかに選択、など…。
◆スーパー食品売り場の点描
・スパゲッティ
自分も欲しかったが、パスタ・ソースも含め空っぽ。
茹でてレトルトを混ぜるだけで済むし、保存も効くから狙われた。
Amazonでも同様商品は売切れ。
(自分もぜひ必要なので、Amazonでイタリア製の5kgパックを購入した)
・カップ麺
広々と空っぽ。
これはもう当然と思うが、休校中の子供や自宅勤務の父親のためか?
食べ続けるのは、不健康きわまりない。
・納豆
まるで納豆ブームのように完売状態。
どうやら、発酵食品・納豆がウィルス抵抗力を付ける、という情報によるらしい。
にわか納豆ファンに有効かどうか疑問だが、健康には良い。
・サラダ油と小麦粉など
油は容量の多いのが売れて、天ぷら粉も薄力粉もパン粉も全滅。
家庭で、唐揚げ、たこ焼き、ホットケーキ、手作りパンなどを楽しむためか。
おまけに、「固めるテンプル」までが売切れ。(自分はAmazonで購入した)
・缶詰
ほとんど売切れの中で、2種類の商品だけ残っていた。
パイン缶とゆで小豆缶で、どちらも缶切りで明ける昔のタイプ。
実は、この二つが欲しかったので、ありがたくゲット。(缶切りは持っている)
・バター
「切れてるバター」の代わりに「ミニバター」があって、これを購入しておいた。
・ゴミ収集袋
意外だったのは、全てのゴミ収集袋が完売状態だったこと。
自宅に家族が籠れば、日常のゴミも増えるし、断捨離ばゴミも大量に出る。
それを見越して、ゴミ収集袋を購入しているのである。
◇ ◇ ◇
現代の食生活では、食品はスーパーやコンビニ依存で、自宅に在庫を持っていない。
トヨタの「かんばん方式」と同じで、効率はいいが、供給途絶にはきわめて弱い。
だから、先行きの購入が不安が生じると、いっせいに在庫確保に走るのだろう。
◆トイレット&ティッシュペーパーの買いだめパニック
食品買い急ぎの前に、トイレット&ティッシュペーパーの買いだめ騒動があった。
これは、商品がなくなるというデマ情報がもとになったパニックだ。
そもそもメーカーの在庫は潤沢であったのに、付和雷同でパニックが発生したのだった。
◆マスクが足りない
マスクの不足は深刻で、未だ解消していない。
マスクにはウィルス感染予防効果はない、と感染症の専門家はいう。
とはいっても、世の中、マスク無しでは出かけにくいのは困ったものだ。
(アベノマスクは、19日現在未着)
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