世相:将棋の藤井棋聖が王位も奪取
◆最年少で二冠&八段に
藤井七段は、7月に最年少の17歳11ヶ月で初のタイトル「棋聖」を獲得した。
そして、18歳になったばかりの8月20日に、二つ目のタイトル「王位」を獲得した。
とにかく強い。
(画像は、Abema TVのスクリーン・ショット)
「棋聖」戦五番勝負では、渡辺棋聖を3勝1敗で降した。
「王位」選七番勝負では、木村王位を4連勝で降した。
二冠を達成したことで、「八段」に昇格(これも最年少記録)した。
◆将棋一筋、さらに強くなる
王位戦が終り、対局日程にかなりゆとりガできる。
コロナ対策で、4月、5月は対局が中断した。
そのあおりで、6月、7月は超過密日程だった。
ゆとりができたら、なにをやりたいのだろうか?
推測だが、一に「将棋」、二に「将棋」、三、四が無くて、五「将棋ではないか。
中断の2ヶ月間に「将棋」に集中でき、棋力を格段にアップさせた。
今年度のこれまでの成績は、19勝3敗(8/20現在)。
努力すれば、結果がついてくる。
伸び盛りの天才高校生に、また、成長のチャンスが訪れる。
◆「将棋AI」と親しむ
藤井二冠は、天与の資質とあいまって、他の棋士とは異次元の「AI」棋士でもある。
人知を超えた「将棋AI」ソフトとガッチリ手を組んでいる。
「将棋AI」の発想が脳裏に組み込まれている。
そこから、「AI」的な好手、強手、妙手を繰り出してくる。
ネットのAbema TVの実況中継でも、解説棋士が追いついていけない場面がしばしばある。
この18歳の高校生を止められる棋士はいるのだろうか。
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◆渡辺二冠(王将、棋王)が初の「名人」タイトルを奪取、三冠復帰
藤井報道が過熱する中、最も歴史と権威のある「名人」が交代した。
8月141、5日の名人戦第6局で、渡辺二冠が豊島名人を破り、4勝2敗でタイトルを奪取。
かつての中学生棋士である渡辺二冠は、「棋聖」失冠後、すぐに三冠に復帰した。
永世「竜王」の資格を持つ渡辺二冠にとって、初の「名人」である。
局後、「縁のないタイトルと思っていた」とコメントを述べたが、それを打破した快挙。
ちなみに、渡辺名人のお宅は、我が西荻窪駅の南側とのこと。
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