将棋:藤井二冠が竜王位に初挑戦決める(8月30日)
◆藤井二冠がさらに強くなった!
8月30日、将棋・竜王戦の挑戦者決定三番勝負第2局が行われた。
藤井二冠が永瀬王座を破り、2連勝で、初の竜王挑戦を決めた。
まさに、圧勝・快勝で、藤井の強さが際立った。
現在の将棋界は、8個のタイトルを4人の棋士が押さえている。
渡辺(名人・棋王・王将)、豊島(竜王・叡王)、藤井(王位・棋聖)、永瀬(王座)。
四天王ということだ。ところが∴。
今年度、棋聖戦は、藤井が渡辺を3タテで下し、初防衛。
ついで、王位戦では、藤井が豊島を4勝1敗で退け初防衛。
さらに、竜王戦では、藤井が永瀬を2タテで押さえ、初挑戦権獲得。
これはもう「一強」に近い。
藤井は、このところ、一段と強くなった。
課題とされてきた考慮時間も、最近はかなり残す余裕を見せている。
◆天敵の克服も近い
藤井は、昨年度まで、豊島に1勝6敗であった。
まさに、天敵で、豊島相手だと不思議に。指し手が縮む。
今季王位戦の第1局も、その傾向で完敗だった。
しかし、第2局で逆転勝ちをしてからは、指し手が伸びている。
挑戦者として進行中の叡王戦では、豊島叡王に2勝2敗。
9月13日の第5局で決着がつく。
さらに、二人の対局は竜王戦七番勝負へと進む。
藤井が優勢に見えるが、どうなるか。
「一強」に歩を進めるか、阻止するか、注目の秋の陣だ。
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