◆迷惑ソフトが入り込んでしまった
Windows7のパソコンに、Microsoft社「SkyDrive」をダウンロードした。
その時、ブラウザで「SkyDrive」をキーワードにして検索したサイトを選んだ。
どうも、まともなサイト(Microsoft、Sony、窓の杜、など)とは違う感じがした。
実はそれが、<妖しい>サイトだった。
「SkyDrive」をダウンロードして、さて、というところで…。
つい、余計な<ダウンロード・ボタン>を押してしまった。
◇ ◇ ◇
いろいろなソフトがゾロゾロと入ってしまったらしい。
「ファイルが破損しています。製品版を購入すると、修復します」とのメッセージ。
「いいえ」を押しても、やがてまた出てくる。
迷惑ソフトだ。
他にも、もっともらしいメッセージがいろいろと出てくる。
ウィルスではなさそうだが、押し売りセールスで煩わしい。
◆迷惑ソフトをアンインストール
Program Files(x86)フォルダ内を日付順にソートしてみた。
すると、ほぼ同一の時間帯に、見慣れないソフトのフォルダ名がゾロゾロ。
コントロール・パネルの「プログラムのアンインストール」で、次々と削除した:
・PCCleaner
・Advanced Disc Recovery
・RegClean Pro
・Baidu IME
・Bonanza Deals
・GRETECH
など
◇ ◇ ◇
その中に、ニュースにもなったあの『Baidu IME』があった!
他のソフトに紛れて忍び込んだのである。
もちろん、アンインストールしようとした。ところが…。
涙いっぱいの女の子(ネコ耳)のキャラクタが、「今まで一生懸命がんばってきました」
「ここでお別れするのは、とても悲しいです。もう少し使っていただけませんか?」と。
<アンインストール>をクリックすると、「またお会いしたいです」などという表示。
情にほだされて<使い続ける>ボタンを押せば、まんまと敵の思うツボ。
ようやくアンインストールすると、今度はアンケート画面のダメ押しがくる。
アンケートには答えず終了した。(他のソフトでもアンケート画面の出るものがあった)
◆アンインストールできない厄介もの(Sweet Page)
ブラウザ(Internet Explorer = IE、Google Chromeなど)を起動すると、ヤヤヤッ!
ホームページ(最初に表示されるサイト)が『Sweet Page』のサイトになっている。
画面には、『Sweet Page』の見出しの下に検索キーワードの入力欄が表示される。
ここでキーワードを入力して検索ボタンを押すとどうなるかは分らない。
危ういと感じたので、お気に入りのサイトに切り替えた。
この状態を解決する手順をネットで検索してみた。(キーワード:Sweet Page 削除)
sweetpage.comに『Sweet Page』を削除する機能があるという。もちろん、回避。
あとは、よくあるQ&Aで、質問者も回答者もアマチュア。
内容も甘く、削除の信頼性も高いとは言えない。
一方で、ウィルス対策の専門会社(トレンド・マイクロ、マカフィなど)はダンマリだ。
いわゆるプロのIT技術者のネット投稿も見当たらない。
そもそも『Sweet Page』は、<ウィルスではない>から、自分で削除しろ、というのか。
◇ ◇ ◇
結局は、ネットのQ&Aを参考にして、『Sweet Page』(の画面表示)を削除した。
-- ・Internet Explorer = IEを立ち上げる
-- ・『Sweet Page』が表示されるがそのまま
-- ・本来のWebページを開く
-- ・「設定」→「インターネットオプション」を選択
-- ・「ホームページ」のボックス内の<sweetpage.com>のURLを削除
-- ・「現在のページを使用」ボタンをクリックし、適用・OKとする
***** これでは終わらない
-- ・画面左下の「スタート」の右にあるIEのアイコンを削除する(右ボタンメジュー)
以上を各ブラウザで繰り返す。
最後のステップが不可欠だ。
◇ ◇ ◇
『Sweet Page』は、たぶん、自分のURLを仕込んだ後、ドロンするソフトだ。
もちろん、アンインストール機能もないから削除のしようがない。
ウィルスではなさそうだから、「ウィルスバスタ」でも削除されない。
◆教訓
ダウンロードの際、得体の知れない(なじみのない)サイトは使用しない。
余計な(お勧めの)ダウンロードボタンはクリックしない。
迷惑ソフトは、ダウンロード日時で特定できるので、どんどんアンインストールする。
◇ ◇ ◇
新規のソフトのインストール時に警告ウィンドウが表示される:
「このコンピュータを次のプログラムで変更しようとしています」
ソフトの名称と発行元を確認し、納得できない時は『いいえ』をクリックする。
以上で、パソコンの安全はかなり守られる。
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